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喘息の病型

[2019.09.30]

 気管支喘息には、実はたくさんの原因とたくさんの悪化する因子があります。

 一般に結果となる症状は同じだけど、原因がいろいろ異なっている、そういう病気の集団を、「症候群」と呼びます。

 気管支喘息はまさに「症候群」であります。

 

 色々な気管支喘息の分類法があります。古くから有名なのは

  • アトピー型喘息
  • 高齢者喘息
  • アスピリン喘息などです。

 

  • アトピー型喘息とは、周囲の環境にあるアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)に対する特異的な抗体をもっているタイプの気管支喘息をいいます。子供に発症する喘息はこのタイプが多く、ダニに対する特異的抗原の頻度が高いです。
  • 高齢者喘息は、文字通り高齢者に発症するもので、アレルゲンがみつかりにくく、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や心不全などほかの病気を合併しやすいのが特徴です。
  • アスピリン喘息は、解熱鎮痛薬によってひきおこされる喘息発作を特徴とする喘息です。シップなどでも喘息発作がでることがあります。

 

 

ただこれらの分類(フェノタイプと呼ばれます)は、喘息治療薬の治療法の選択に必ずしも直結しない欠点がありました。

 

 そして近年、疾患の治療反応性や、臨床経過が、遺伝的・生理学的・薬理学的・生物学的・免疫学的な多様性と関連することが徐々に認識されるようになってきました。このような治療反応性に直結する、より明確な機能的・病態生理学的メカニズムで分類される亜分類が、エンドタイプと呼ばれるようになり、多くの研究者がその解明を目指しているのが現状です。

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