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一般内科

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一般内科|いそご内科・呼吸器内科|京急杉田駅徒歩3分|JR新杉田駅徒歩6分

内科の病気 よくある症状から

一般内科

次のような症状がある方は、ぜひ受診してください

  • 発熱
  • 頭痛
  • 咳がとまらない
  • 痰がからむ
  • 胸痛
  • 息苦しい
  • 疲れやすくなった
  • 体重の減少
  • 立ちくらみ
  • 吐き気
  • ひどい肩こり
  • 貧血など

当院の治療方針

内科の病気は、いろいろな症状で始まる場合があります。それらは時に、重大な病気の前兆であることもあります。

当院では、できるだけ多くの可能性を考えながら、診断をすすめていく方針です。当院で診断できた今の病気に対しては、わかりやすく説明を行い、しっかりとした情報開示を心がけて、健康で快適な生活にいち早く戻れるように援助いたします。ささいな症状だと思っても、気になるとき、ご家族から指摘されたときは、一度当院にご相談ください。

症状から考えられる病気

通常、本やインターネットのHPではまず病気の名前があって、その病気の特徴や症状、検査結果、治療法、その後の予想される経過などが書いてあるのではないでしょうか。

でも患者様や我々医療者が接する病気というものは、私は「がんです!」とか、名札をつけているわけではありません。むしろ「なんとなくだるい、ごはんがおいしくない、体重がこの3か月で2kg減ってきた。そういえば、便秘と下痢をくりかえすようになってきた。」などの症状が最初にあるのです。

そこで、ここでは、いくつかの代表的な症状をとりあげ、その症状を呈しうる病気ならびにその病気の簡単な解説を書いていきたいと思います。

ここで記載できない部分については後日ブログの方で取り扱っていく予定です。

一般的な症状

1. 浮腫(むくみ)

むくみの原因としては、以下のようなものがあります。

  • a. 心臓の働きが悪い(心不全)
  • b. 腎臓の働きが悪い(腎臓からタンパク質を失うネフローゼ、水分を捨てることができない腎不全など)
  • c. 足から心臓へ還(かえ)る血管(静脈)の中に血の塊ができる(深部静脈血栓症)
  • d. 低栄養
  • e. 肝臓で栄養分であるアルブミンがつくれなくなる(肝硬変)
  • f. 骨盤内の腫瘍(女性は子宮、男性は前立せんなどの腫瘍)
  • g. 血管の壁から外に水分がしみだしてしまう状態(リウマチ関連の病気、甲状腺機能低下症)
  • h. 座りっぱなしなど

2. 疲労

1.身体的な疲労
a. 感染性疾患

結核

エイズ

b. 代謝異常

糖尿病

甲状腺機能低下症などの内分泌の病気

c. 血液疾患
貧血
酸素を体中に運ぶ赤血球の数や、赤血球の中の酸素をくっつけるヘモグロビンというタンパク質が減った結果、体中に酸素がいきにくくなりすぐに疲れてしまう状態。
リンパ腫および白血病
血液のがん。貧血をともない、だるくなる
d. 腎疾患
急性腎不全
急激に起きた腎臓の働きの低下の結果、老廃物を尿にこし出して捨てられなくなり、血液の中に老廃物がたまった結果、疲労感が出現する。
慢性腎不全
徐々に年単位にわたって腎臓の働きが低下していき、上述の老廃物蓄積に加え、腎臓からでる赤血球を作る指令のホルモン(エリスロポイエチン)が低下した結果、貧血も併発し、疲労感が出現する。
e. 肝疾患
急性肝炎
突然に食欲不振、吐き気とともに倦怠感が出現し、黄疸が皮膚にでる
慢性肝炎および肝硬変
体がだるい、疲労感、食欲不振ではじまり、進むと肝硬変になり、手のひらが赤くなったり、おなかに水がたまったりする。
f. 炎症性疾患
結合組織病(膠原病)
自己免疫の炎症により、疲労感が出現。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)
腸における炎症、下痢、下血などで体力が奪われ、疲労感が出現。
サルコイドーシス(類肉腫)
原因不明の病気で、炎症細胞の集積「肉芽腫」がみられることが特徴。肺や眼などに病変が出ることが多く、咳や呼吸困難のほか、疲労感もでる。
g. 慢性肺疾患
低酸素血症、呼吸筋の疲労により慢性的に疲労、息切れが生じる。
h. 慢性心脈管疾患
慢性心不全では、息切れとともに疲労が生じる。
i. 腫瘍性疾患
腫瘍細胞にアルブミンなどの栄養分をとられていくため、全身の栄養が不足し、筋肉などが分解されて不足分を補ったりしていくため疲労が生じる。
j. 慢性疲労症候群
ほかの身体的精神的な病気がなく、6か月以上持続もしくは、反復する病気。若年女性に多い。
k. 患神経筋肉疾
神経や筋肉の変性が起きる結果、筋力が低下し、疲労を来す。
l. そのほかの疾患
薬物治療、アルコール中毒、麻薬・覚せい剤乱用
2.心因性の疲労
a. 不安状態
どんなに休息しても眠ってもだるさがよくならないのが特徴。うつ病では、きまったパターンはないが必ず悲観などのほかの症状をともなう。

3. 原因不明の熱(不明熱)

定義:38.3度以上の発熱が何度か認められる状態が、3週間を超えて続き、1週間の入院精査でも原因が不明のもの

不明熱の頻度としては
  • 感染症(25~50%)
  • 結合組織疾患(10~20%)
  • 腫瘍(5~35%)
  • その他(15~25%)
  • a. 不明熱の原因で最も頻度が高いのは感染症です。HIV感染などもたまにあります。
  • b. よくみられる結合組織疾患には、SLE、関節リウマチなどがあります。
  • c. 原因として最も多くみられる腫瘍は、悪性リンパ腫、白血病、腎細胞がん、肝細胞がん、および転移性上皮悪性腫瘍です。近年腫瘍が不明熱の原因である頻度は減少してきています。理由は、外来診療や人間ドックなどで超音波検査やCT、PET-CT、MRIにより腫瘍が検出されやすくなったことによるものと考えられます。
  • d. その他の原因で重要なものとしては、薬の副作用、深部静脈血栓症、反復性肺塞栓症、サルコイドーシス、炎症性腸疾患、詐熱(患者様が「家では熱があります」などの嘘をつく例)などがあります。

そして、成人の約10%では、どんなに調べても不明熱の原因は残念ながらわからないというのが現状です。

4. 原因不明の体重減少

1.食欲が亢進するのに体重が減る場合
  • a. 糖尿病か甲状腺の働きが亢進する病気(甲状腺機能亢進症)である。
2.代謝(体の中のエネルギー消費)が亢進して体重が減少するもの
  • a. 中年あるいは高齢者の体重減少ではすぐに原因がわからない場合

    がんなどの悪性腫瘍を考える。

  • b. 発熱を伴う体重減少は、感染症、腫瘍、脳血管障害、代謝異常(甲状腺機能亢進症など)を考える。
  • c. そのほか、体の代謝(エネルギー消費)が亢進した状態でおこる体重減少の原因としては、

    うっ血性心不全

    結核などの慢性感染症

    過度の身体活動など

3.食欲不振あるいは摂取量減少によるもの
  • a. 精神的なものやアルコール中毒、独居高齢や貧困家庭など
  • b. 口の問題としては、カンジダ症(カビの一種)やベーチェット病やビタミン欠乏などによる口内炎、入れ歯が合わない、誤嚥など
  • c. 薬物による食欲低下。例えば心不全や不整脈の治療に以前よく使われていたジギタリスや脈を抑制するβ遮断薬で起きうる。
  • d. 食欲不振となり体重減少を起こす状態が、病気の初期の症状もしくは病気そのものの主な症状のことがある。

    (例)

    • 感染症(結核やエイズなど)
    • 甲状腺などの病気
    • 貧血などの血液の病気
    • 腎臓の病気
    • 肝臓の病気(急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変)
    • 腸での栄養吸収が悪い状態
    • 悪性腫瘍(がんや白血病)
    • 慢性疼痛症候群

5. 睡眠障害

不眠症(不眠症および日中の過度の眠気(excessive daytime sleepiness:EDS))の原因として最も頻度が高いのは、以下のものです。

  • a. 不眠症
  • b. 不適切な睡眠衛生

    (例 カフェイン、夜遅くの運動またはスリリングなテレビ番組、不規則な睡眠-覚醒スケジュール)

  • c. 精神障害、特に気分障害、不安障害、および物質使用障害
  • d. 様々な内科的疾患、筋骨格系の異常、慢性疼痛など

皮膚の問題

  • 6. かゆみ
  • 7. じんま疹と血管性浮腫

心血管の問題

  • 8. 胸痛
  • 9. 動脈性高血圧
  • 10. 動悸と心拍の異常
  • 11. 末梢血管障害

呼吸の問題

  • 12. 呼吸困難
  • 13. 喘鳴(ゼイゼイ)
  • 14.
  • 15. 喀血(咳とともに真っ赤な血を吐く)

消化器系の問題

  • 16. 腹痛
  • 17. 吐き気、嘔吐(実際に吐く)
  • 18. 胸やけ
  • 19. 下痢
  • 20. 便秘

筋肉骨格系の問題

  • 21. 手足の先の方の関節の痛み
  • 22. 筋肉痛
  • 23. 肩の痛み
  • 24. 腰痛
  • 25. 首の痛み

血糖と甲状腺の問題

  • 26. 高血糖
  • 27. 低血糖
  • 28. 肥満
  • 29. 甲状腺腫大(首にある甲状腺の腫れ)
  • 30. 脂質異常症

神経の問題

  • 31. 頭痛と顔面痛
  • 32. 失神
  • 33. めまい感とめまい