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咳や息苦しさで医療機関にかかって、以下のような条件を満たすと、気管支喘息と診断されます。
| 1.発作的に息が苦しくなる、ゼイゼイする、胸の息苦しさ、咳がくりかえす |
| 2.悪くなったり良くなったりする、可逆的な気流制限(肺の中の空気の通りにくさが悪くなったり、よくなったりする)
呼吸機能検査で空気の流れが検査できます。 |
| 3.気道過敏性の亢進(喘息でない人では反応しない程度の弱い刺激でも、喘息の患者さんでは気道の収縮反応が起きる) |
| 4.気道の炎症の存在 (痰の中にアレルギーを示す細胞である好酸球が増えて来ます。また吐く息の中に、一酸化窒素(NO)という気体が増加してきます。) |
| 5.アトピー素因(血液検査でアレルギーを示すIgEというタンパク質が高い値を示したり、アレルギーの病気が以前あったりするなど) |
| 6.他の病気がないことを確認する |
これらのうち、特に1,2,3,6が大切です。
多くの区別すべき病気がありますが、大切なものをいくつかあげると、以下のようなものがあります。
1.心不全(心臓のポンプとしての働きが悪くなった結果、血液が肺に滞ってしまう、その結果ひゅーひゅーと呼吸困難になったりする)
2.気管支結核 (X線ではうつらないが、痰の検査で結核菌が検出されるタイプの結核感染症)
3.慢性閉塞性肺疾患(タバコを長年吸った結果、気管支に慢性的に炎症を起こしたり、肺がこわれて肺気腫という状態になって、痰や咳、呼吸苦が出てくる病気)
4.そのほか肺がんや肺梗塞(肺の血管に血の塊がつまり、呼吸困難をきたす)なども区別すべき病気として重要です。

いそご内科・呼吸器内科
山本 栄治 医師
日本内科学会 総合内科専門医/日本アレルギー学会 アレルギー専門医/感染症コントロールドクター(ICD)
1994年に医師免許を取得。国立長崎中央病院での研修、長崎県の離島医療、神奈川県内の病院・呼吸器専門医療機関での診療を経て、2019年5月にいそご内科・呼吸器内科を開業。
総合内科・呼吸器内科・アレルギー科を診療しています。症状の経過と診察・検査を踏まえ、病気の状態と治療の考え方を筋道立てて分かりやすく説明することを大切にしています。