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肺がんや肺のその他の腫瘍(中皮腫など)は、症状がないことも多いですが、進行してきたり、合併症を起こしたりすると、発熱、呼吸困難、胸痛、痰、血痰さらに、咳をだしたりします。肺がん患者さんのうち、6割の患者さんに咳が認められます。
肺がんや肺腫瘍は喫煙したことのある高齢の人に多いことがわかっています。またアスベスト吸入歴のある方は、悪性中皮腫という悪性腫瘍になりやすいこともわかっています。
咳が2週間以上続く場合、胸部X線写真や胸部CTなどの検索を行うことが重要です。
肺がんの場合は、肺がんそのものに対する治療を行うと咳が軽減することがあります。
進行がんの場合、少数の肺がん患者集団で、モルヒネ製剤などが咳を少なくするのに有効との報告もありますが、その使用については主治医と相談の上、使用するかどうか決定することになります。

いそご内科・呼吸器内科
山本 栄治 医師
日本内科学会 総合内科専門医/日本アレルギー学会 アレルギー専門医/感染症コントロールドクター(ICD)
1994年に医師免許を取得。国立長崎中央病院での研修、長崎県の離島医療、神奈川県内の病院・呼吸器専門医療機関での診療を経て、2019年5月にいそご内科・呼吸器内科を開業。
総合内科・呼吸器内科・アレルギー科を診療しています。症状の経過と診察・検査を踏まえ、病気の状態と治療の考え方を筋道立てて分かりやすく説明することを大切にしています。