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2.生ワクチンと不活化ワクチン
よく生ワクチンを接種(注射した)あとは、何週間あけてくださいとか、不活化ワクチンだから短い期間で次は打てますよとかいいますが、このふたつは、どう違うのでしょうか?
生ワクチン・・・毒性を弱めた、生きている病原体。体内で増えて免疫反応を強力に起こすので、接種回数が少なくて済む。
例:はしか、風疹、水ぼうそう、おたくふかぜ、BCG(結核の予防)、ロタ
接種間隔 27日以上あける
不活化ワクチン・・・病原体をつぶしたり、粉々にした死んだ病原体。体内で増えることができないので、何回も接種しないといけない。
例:インフルエンザ桿菌、小児用肺炎球菌、B型肝炎、日本脳炎、インフルエンザ
ウイルス、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がんワクチン)
接種間隔 6日以上あける
このように特性がことなるので、それぞれの有利な点を考慮してそれぞれの病原体に合った形でのワクチンの製造、接種が行われているのです。
ちなみにインフルエンザワクチン接種後、効果が出てくるのは2週間ぐらい後になります。またインフルエンザワクチンの効果は、インフルエンザに絶対かからなくなるのではなく、かかったときでも症状が軽くなるということです。
厚生労働省のホームページによると、
「国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。
(中略) 6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています」
と記載されています。
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、慢性心不全、糖尿病、慢性腎臓病、肝硬変、がん、リウマチなどの自己免疫性疾患などをお持ちの方そして妊婦の方は、インフルエンザにかかると、インフルエンザが悪化する可能性が高いので、ワクチンや卵にアレルギーがなければ、積極的な接種が望ましいです。

いそご内科・呼吸器内科
山本 栄治 医師
日本内科学会 総合内科専門医/日本アレルギー学会 アレルギー専門医/感染症コントロールドクター(ICD)
1994年に医師免許を取得。国立長崎中央病院での研修、長崎県の離島医療、神奈川県内の病院・呼吸器専門医療機関での診療を経て、2019年5月にいそご内科・呼吸器内科を開業。
総合内科・呼吸器内科・アレルギー科を診療しています。症状の経過と診察・検査を踏まえ、病気の状態と治療の考え方を筋道立てて分かりやすく説明することを大切にしています。