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今年のインフルエンザワクチンの中身
インフルエンザワクチンはその年に流行する株を予想し、作られます。
国立感染症研究所によると
「2018/19 シーズンは、わが国では昨シーズンを上回る流行規模で、近年では最も大きな流行であった。流行したウイルスの亜型の比率は、A(H1N1)pdm09 が 68%、A(H3N2)が 31%と A 型が大半を占め、 B 型の流行はほとんどなく、わずかに B/山形系統と B/ビクトリア系統のウイルスが検出された。多くの海外諸国でも同様に A(H1N1)pdm09 が流行の主流で、B 型の流行は限定的なものであった。国立 感染症研究所(感染研)では、WHO ワクチン株選定会議で議論された世界各国の流行株の解析成績、 国内流行株の解析成績、平成 30 年度ワクチン接種後のヒト血清抗体と流行株との反応性およびワク チン製造候補株の製造効率などを総合的に評価して、平成 31 年度のインフルエンザワクチン候補株 として、以下を推奨することとした。」
とあります。
その結果、
A 型インフルエンザワクチンとして
B型インフルエンザワクチンとして
の4種類のインフルエンザ株が今回のワクチンには入っています。
一般にA型が先に流行し、その後少し遅れてB型が流行する傾向にありますが、前回はB型の流行はほとんどみられませんでした。
ちなみに、A型にかかり、そのあと、B型にまたかかる人がいますが、これは、インフルエンザの中の株の違いによるもので、A型にかかりA型に対する抗体ができても、B型にはあまりその抗体が有効でないからです。ちなみにA型同士の場合、株が違っても、できた抗体は発症の軽減などに若干有効であるとされています。

いそご内科・呼吸器内科
山本 栄治 医師
日本内科学会 総合内科専門医/日本アレルギー学会 アレルギー専門医/感染症コントロールドクター(ICD)
1994年に医師免許を取得。国立長崎中央病院での研修、長崎県の離島医療、神奈川県内の病院・呼吸器専門医療機関での診療を経て、2019年5月にいそご内科・呼吸器内科を開業。
総合内科・呼吸器内科・アレルギー科を診療しています。症状の経過と診察・検査を踏まえ、病気の状態と治療の考え方を筋道立てて分かりやすく説明することを大切にしています。