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今回から、気管支喘息について主に 「喘息予防・管理ガイドライン2018」と「病気がみえる vol.4 呼吸器」 をもとに、気管支喘息についてお伝えしていきたいと思います。
1章 総論
1-1 喘息の定義
気管支喘息(以下 喘息)は、「気道の慢性炎症を本態とし、変動性を持った気道狭窄(喘鳴、呼吸困難)や咳などの臨床症状で特徴づけられる疾患」です。
1-2 喘息の病態
喘息は、気道のアレルギーの病気のひとつです。そのメカニズムには、1炎症細胞、2気道構成細胞、3種々の液性因子が関連しています。
まずはアレルギーならびに、炎症反応の説明をしたいと思います。
アレルギーとは、本来異物の侵入から生体を守る免疫反応が病的に機能して、生体に障害を与えることをいいます。
アレルギー反応が起こると、本来からだを守るべき細胞が、炎症の原因となってしまいます。
炎症の中心となる細胞(上述した 1炎症細胞にあたります)による反応は大きく以下のように大別できます。
このなかで、喘息には好酸球と好中球の反応が主に関与しています。次回は好酸球を中心とする反応について説明したいと思います。

いそご内科・呼吸器内科
山本 栄治 医師
日本内科学会 総合内科専門医/日本アレルギー学会 アレルギー専門医/感染症コントロールドクター(ICD)
1994年に医師免許を取得。国立長崎中央病院での研修、長崎県の離島医療、神奈川県内の病院・呼吸器専門医療機関での診療を経て、2019年5月にいそご内科・呼吸器内科を開業。
総合内科・呼吸器内科・アレルギー科を診療しています。症状の経過と診察・検査を踏まえ、病気の状態と治療の考え方を筋道立てて分かりやすく説明することを大切にしています。