ブログ
Blog
気管支喘息の治療管理の目標は ぜいぜいや呼吸困難、ひどい咳こみなどの喘息発作がない状態をたもつこと 将来のリスクを避けること この2点になります。 具体的にどうすればいいかというと、気管支の気道のアレルギー…
続きを読む
喘息の病態をつくる原因は多様です。一部の喘息では、前述した好酸球ではなく、好中球による炎症が病態に関与していることがわかっています。 注1:樹状細胞; 樹木のような形をした細胞で、異物を発見す…
喘息の基礎的事項は、少し一休みいたしまして(図を描くのがちょい大変 すいません。)、台風がやってきて、みなさんのところも大変な目にあわれたかと存じます。犠牲者の方々ならびに損害を受けられた方々に対し、心よりお祈り申し上げ…
ほかの炎症性細胞(好中球、好塩基球、マスト細胞、T細胞など)が産生し・放出したサイトカインとよばれる情報伝達物質により、好酸球が移動し(遊走と言います)、活性化して、炎症が引き…
今回から、気管支喘息について主に 「喘息予防・管理ガイドライン2018」と「病気がみえる vol.4 呼吸器」 をもとに、気管支喘息についてお伝えしていきたいと思います。 1章 総論 1-1 …
総合内科という言葉は、この頃広まってきた診療科の言葉です。 本来我々医師は、数学や物理、化学の法則に基づき、生物学を理解し、それを応用して病気の説明を試みるものだと私は思っております。 現在では医療も細分化され、循環器内…
2007年に、慢性の咳(8週以上続く咳)に併存する閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者さまを、鼻などから圧をかけて呼吸の補助を行う持続陽圧呼吸療法(CPAP)で治療したところ、慢性の咳が改善したという報告がなされま…
夏は、お子さんが、親せきの家に行ったりすることが多いと思います。 今回は、そういった中で、子供たちを含めた、気道異物による咳をとりあげたいと思います。 食べ物、おもちゃ、生活用品、歯などを飲み込んだりして、…
肺がんや肺のその他の腫瘍(中皮腫など)は、症状がないことも多いですが、進行してきたり、合併症を起こしたりすると、発熱、呼吸困難、胸痛、痰、血痰さらに、咳をだしたりします。肺がん患者さんのうち、6割の患者さんに咳が認められ…
間質性肺炎とは炎症や繊維化が肺の間質に認められる疾患群でその原因は様々です。 (注1 炎症:物理的刺激(火傷や凍傷など)、や化学的な刺激(化学薬品接触など)や、ウイルスなどの微生物の感染に対して起こす生体の防御反応の一つ…